全体構成
全体で5つのブロックから構成されています。
各ブロックの右上にある矢印をクリックすると、ブロックの位置を上下へ移動します。
1.チャート設定
チャートへプロットする銘柄を絞り込むためのフィルタです。
「現在値」「市場区分」「出来高」全ての AND 条件を満たす銘柄がプロットされます。
「出来高」に設定された値は、「プロットの母集団とする出来高ランキング上位銘柄数」を意味します。最大 1,000 まで指定可能です。
もしこのランキング順位付近に同率順位の銘柄が複数あった場合、売買代金の大きい順に優先してちょうど母集団の数がこの指定値と一致するよう調整されます。
よって最大でもこの指定値を超えてプロットされることはありません。
- プロット銘柄数が多い場合、お使いの PC 環境やブラウザによっては CPU 負荷が高くなることがあります。描画処理等が重い場合はプロット数を減らしてみて下さい。
「プロットラベル」はチャート上の各三角形に付記されるテキスト文字列です。表示の切り替えはここでラジオボタンをクリックするか、あるいはショートカットキー「F」を押します。
「X軸切替ボタン」の「編集する」にチェックを入れると、使用しないチャートX 軸下部のボタンを非表示にすることが出来ます。チェックを入れた状態でチャートX 軸下部にある各ボタンをクリックすることで、通常時の表示・非表示状態が切り替わります。
オープニングレンジ・ブレイクアウトはトレード戦略の1つで、寄り付きからの一定期間(自分で決めた期間、例えば30分間など)に付いた高値(安値)を抜けたら買い(売り)でエントリする、という手法です。
「チャートY軸」を「オープニングレンジ」(オープニング期間中についた高値・安値)へと切り替えることで、オープニングレンジ・ブレイクアウト戦略に特化したスクリーナー/傾向分析チャートになります。
オープニングレンジのブレイク判定は、指定された分足の終値で判断します。これは瞬間的な高値・安値抜けによるだましのブレイクを減らすためです。
一度高値(安値)をブレイクした銘柄は、その後の日中の値動きに関わらず終日「高値(安値)ブレイク済」銘柄へと分類されます。
- 特別気配などの理由により指定されたオープニング期間中に値がつかなかった銘柄は、オープニングレンジのチャートへはプロットされません
2.チャート
X 軸の切り替えと範囲選択によるスクリーナー/傾向分析チャートです。
1つの三角形が1つの銘柄を表します。三角形が上(下)を向いている場合、直前の価格から上昇(下降)していることを示しています。
(寄り付き直後など上昇・下降を判断出来ない場合、三角形の向きは右になります)
Y 軸は日中の値幅です。最も高い(低い)位置にある銘柄は現在高(現在安)になっていることを意味します。
X 軸が負の値も取る項目の場合、チャート上部に「X 値がマイナスの銘柄数」「X 値がゼロの銘柄数」「X 値がプラスの銘柄数」がそれぞれ表示されます。
これは全体的な傾向を定量的に把握するブレスインジケーターの役割を果たします。
各三角形をクリックすると、個別銘柄ウインドウが開きます。
個別銘柄ウインドウを閉じるには、個別銘柄ウインドウ、あるいはチャートのいずれかの余白部分をクリックします。
プロットラベルの表示されていない三角形の銘柄を確認する方法は個別銘柄ウインドウを開く以外に、範囲選択する/X 軸を切り替える/「F」キーを押す、といった操作を行います。
範囲選択すると「銘柄選択モード」に入り、そのモードに入っていることを指し示すバーが表示されます。
このときプロットされる銘柄は、「選択された銘柄」かつチャート設定ブロックの「フィルタ」条件を満たすものです。
よって銘柄選択モード時はフィルタ条件の変更によりプロット数が減ることはありますが、フィルタ条件を緩和しても選択された銘柄より増えることはありません。
銘柄選択モードの終了はバーの右側にあるクリアボタンをクリック、あるいはショートカットキー「C」を押します。
X軸切替ボタン | 説明・備考 |
---|
前日比 | このボタンは非表示に出来ません |
寄付後変動率 | 寄付後変動率ランキング 参照 |
値幅充足率 | ストップ高候補銘柄 参照 |
現在値 | |
売買代金 | |
直近 1/3/5/10 分変動率 | 直近5分上昇銘柄 参照 |
出来高 | |
出来高順位 | 出来高ランキング順位(デフォルトでは非表示) |
RVOL | 直近 30 日間の同一時刻における出来高の平均値に対する倍率 (Relative VOLume) |
出来高順位変動 | 出来高ランキング順位の「直近10分平均値」から「直近3分平均値」を引いたもの |
Bid/Ask比 | 売り・買い注文数の比率を-1 から +1 までの数値で表したもの (買い注文数の合計ー売り注文数の合計)/(買い注文数の合計+売り注文数の合計) |
GU/GD | GU/GD 銘柄 参照 |
シャープレシオ | 安定トレンド銘柄 参照 (1分足の終値で計算しているため、寄り付き後しばらくの間は極端に大きい/小さい値となります) |
TR過去比 | 直近 30 日間の同一時刻における True Range の平均値に対する倍率(デフォルトでは非表示) |
VWAP乖離率 | VWAP に対する現在価格の乖離率 |
高値時刻 / 安値時刻 | 日中高値 / 安値を付けた時刻 |
前月比 | 直近 30 日間で最も古い日足の終値に対する価格変動率(デフォルトでは非表示) |
前半年比 | 直近 180 日間で最も古い日足の終値に対する価格変動率(デフォルトでは非表示) |
月レンジ | 直近 30 日間につけた高値・安値に対する位置 |
半年レンジ | 直近 180 日間につけた高値・安値に対する位置 |
15分レンジ | 直近 15 分間につけた高値・安値に対する位置(デフォルトでは非表示) |
30分レンジ | 直近 30 分間につけた高値・安値に対する位置(デフォルトでは非表示) |
60分レンジ | 直近 60 分間につけた高値・安値に対する位置(デフォルトでは非表示) |
3.チャート色設定
プロット銘柄の「何に色を付けるか?」、つまり何を目立たせたいかをここで設定します。
新たに色付け条件を満たした銘柄はチャート上に色付きの三角形で示されると同時に、ログにも出力されます。
よってこのログは、「条件に一致した銘柄」を通知するアラート機能としても利用可能です。
ログの各行をクリックすると個別銘柄ウインドウが開きますので、順次デモトレード一覧へ追加することでエントリ条件のフォワードテストといった使い方も可能です。
4.価格アラート ダッシュボード
登録した銘柄が目標価格へ到達したことを知らせるダッシュボードです。
目標価格へ到達すると、銘柄カードが青色(価格が下がって到達した場合)または赤色(価格が上がって到達した場合)へと変化します。
アラートの登録は個別銘柄ウインドウ上より行います。
登録したアラートの削除は、このダッシュボード上の銘柄カードをクリックします。
- 出来高が上位 1,000 位以内に入っていない銘柄は価格アラートを登録出来ません
- 価格アラート設定後に出来高上位 1,000 銘柄から外れてしまった場合、目標価格へ到達してもアラート通知は行われません
- 数秒間隔で現在値を取得している都合上、一瞬だけ目標価格へ到達した後すぐ値を戻した場合に到達を検知出来ないことがあります。ご了承下さい。
- 目標価格へ到達したアラートを削除しなかった場合、翌日以降へは持ち越されず自動的に削除されます
5.デモトレード一覧
「もし今買ったらどうなるか?」を手軽に試すための機能です。
デモトレードの開始方法は、個別銘柄ウインドウあるいはチャート上で範囲選択後に表示される「買い」あるいは「売り」ボタンの1クリックのみです。
一般的なデモ取引と異なり、実際と遜色なくシミュレートすることや資金管理トレーニングなどを目的にはしていません。
よって注文は成行のみで、株数指定や買付余力といった細かな条件・項目はありません。
とにかく簡単に繰り返し試すことで値動きの幅や時間帯による傾向を確認したい、もしくは感覚を掴みたい、といった方には特にお勧めです。
1日で登録可能なトレード数は最大で 300 件です。
各トレード毎に書き込み可能なメモ欄を設けてあり、最大 100 文字まで記入可能です。
過去のデモトレード履歴は最大で 6 営業日ぶん保存され、振り返りが可能です。6日を超えた履歴については自動的に消去されます。
デモトレードとして利用する以外に、気になった銘柄を記憶しておくウォッチリストとしても便利です。
デモトレード一覧に登録されている銘柄を「チャート色設定」ブロックで色付けしておくと、注目している銘柄をチャート上でより分析しやすくなります。
また実際のトレード中に併用する使い方もおすすめです。例えば「もし途中でエグジットせず大引けまで持ち続けたらどうなったか」を確認したり、損失が出ている場合に示される「ロスカット分析ページへのリンク」を活用して損切りの目安にします。
- 出来高が上位 1,000 位以内に入っていない銘柄はデモトレードを開始することが出来ません
- デモトレード中に出来高上位 1,000 銘柄から外れてしまった場合、損益状況は表示されなくなります
- 数秒間隔で現在値を取得している都合上、実際の取引とは若干の価格差が生じることがあります。ご了承下さい。
- デモトレードの履歴はお使いのブラウザに応じた PC 上に保存されるため、異なるブラウザあるいは PC 環境を跨いで履歴を共有することは出来ません。また複数人で利用する PC 環境でご利用の場合、悪意のあるユーザによりデモトレード履歴を閲覧される恐れがあります。メモに機密情報などを書き込まないで下さい。
- モバイルなど画面の横幅が狭い端末をお使いの場合、メモ欄はご利用いただけません