スタートガイド
デイトレードの世界へようこそ。
ここではこれから新たに株のデイトレードを始める方を対象に、最低限抑えておきたいポイントといくつかの Tips を紹介していきます。
プロローグ
あなたがデイトレードする目的は何でしょうか?
一部には、見えない市場参加者と駆け引きが発生している状況を想像しつつ、オンラインゲームの感覚で腕試しというよりは運試しのスリルを味わいたい気持ちがあるかもしれません。
あるいはテクニカル分析をもとにしたシステマチックな売買やチャートパターンをもとにしたセオリーを試すことで、知的好奇心を満たしたり実験を楽しみたいかもしれません。
他にもいろいろとあるかもしれませんが、少なくとも授業料以上の損失を払いたくはないと思います。
利益が出て願わくばそれが継続すると、この上ないはずです。
ここで優先度をつけて、もし継続して安定した利益を出すという目的を最優先にした場合、どのようにデイトレードを始めるのが賢明でしょうか?
安定しているということは、運に左右される可能性を出来るだけ排除する、ということです。
あるいは、他人から預かったお金でデイトレードしているつもりでその人から「なぜ仕掛けたのか?」「いつ手仕舞いするのか?」をいつ訊かれても説明出来る状態、と言い換えてもよいかもしれません。
すでにご存じかもしれませんが、デイトレードは大多数の人が負けると言われています。
もしあなたがスリルを求めているのであれば、そのような見通しのない状況で仕掛けていては安定した利益は見込めません。
直感で銘柄とエントリタイミングを決めた上で一か八かの勝負に出て結果に一喜一憂しているというのは、将棋で何の学習もせずに最初の一手を打ってワクワクしている状態と同じです。
市場参加者は、マイクロ秒単位のアルゴリズムトレード(HFT)から月足以上のペースでファンダメンタルズ分析をして売買判断する投資家まで多種多様です。
全員が同時にあなたと同じ時間枠で、しかも必ずしもゼロサムゲームをしようとしているわけでもありません。
あなたの売買が新たなトレンド生み出す可能性は、流動性があればほぼありません。つまり、あなたがスリルを感じるかどうかとは無関係に動く価格の予想というものを見落としています。
“If you are trading for fun and excitement, stop trading and take up skydiving or bungee jumping as a hobby.”
ー もし楽しさや刺激のためにトレードしているなら、トレードをやめてスカイダイビングやバンジージャンプを趣味になさい ー
テクニカル分析をベースにした売買シグナルやチャートパターンを使った売買ロジックは有効でしょうか?
これは2〜3日売買したつもりで検証(フォワードテスト)してみれば損失を一切出さずに結果を知ることが出来ます。すぐに知りたければ、直近数日間の過去データをチェック(バックテスト)してみましょう。
その際のポイントは利益の出るサンプルを過大評価せず、対象条件を満たすサンプルを幅広く客観的に検証してみることです。いかがでしょうか? 何とも言えないのではないでしょうか。
それもそのはずです。過去の価格や出来高は、異なる目的を持った不特定多数の人間やアルゴリズムによる売買の結果です。自然現象のようにはっきりと値動きの理由を説明することは出来ません。
値動きの多くは、先物、インデックス、為替、アジア市場、海外ニュースなどの影響も受けます。
説明出来ない要因が多ければ、将来予測に使えるかどうかの判断は難しくなってきます。相関があるように見えてもっともらしい理由をつけることは出来ても、因果関係はわかりません。
特に個別銘柄の場合は FX と違い、会社への期待や愛着といった定性的な要因もあるでしょう。
もし過去の値動きに将来の傾向が含まれているとしても、どの銘柄のどの時間帯にどの程度含まれているのかは分かりません。市場参加者の顔ぶれ、意思決定も変化し続けます。
『もし、市場でウィーク型のランダム・ウォーク理論が成立するとすれば、私の同僚であるリチャード・クォントが言うように、「テクニカル分析は科学的な外見を装ってはいるが、実は占星術と同類である」ということになる。』
視点を変えてみましょう。
大多数の人が負けるということは、それら大多数の人と同じ道のりを辿ってはいけない、ということになります。
知恵を働かせた先人達はどのように考え、そして行動してきたでしょうか?
おそらく、勝つトレードの方法を探し求めては試してきたのではないでしょうか?
その発想で何度試してもうまく行かず、結果としてあなたよりもやる気があり時間・資金を使って情報収集や研究をしてきた多くの人達でさえ負けているのが現状、と捉えてもおかしくありません。
もしこれが正しいとすれば、そういったノウハウやテクニックに目を奪われている限り、どこか鍵の探し場所を間違えている可能性があります。
継続して安定した利益を出す鍵はどこにあるのでしょうか?
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