購入株数の計算
ここではトレード毎に購入すべき株数の目安を知りたい初心者の方を対象に、実際に数値を入力しながらポジションサイジングの例を見ていきます。
はじめに
もし買付余力が 100 万円あった場合、2,000 円/株を何株買うのが賢明でしょうか?
ポジションサイジングとは、資金管理の中でも特に「あるトレードでどの程度のポジションを取るべきか?」に着目した戦略のことです。
つい個々のトレードに執着したり銘柄選びに目を奪われてしまいがちですが、何が起きてもおかしくない未来へ確率で挑む限り銘柄選び以上に重要と言っても過言ではありません。
その大切さがわかる非常に優れた例え話として、「
新版 魔術師たちの心理学」(バン・K・タープ)から雪合戦(p.282〜)のごく一部を簡単に紹介します。
- 自分を守る雪の壁 ・・・ 買付余力とみなす
- 敵から飛んでくる玉が白い(雪の)場合 ・・・ その玉の体積ぶん自分の雪壁が増える(トレード結果プラスとみなす)
- 敵から飛んでくる玉が黒い(火の玉の)場合 ・・・ その玉の体積ぶん自分の雪壁が減る(トレード結果マイナスとみなす)
この雪合戦に負けないためには、単位時間当たりの白玉の総体積が黒玉の総体積以上であれば良いところまではすぐにわかります。問題は次の点です。
- 雪壁がなくなるほど大きな黒玉が1回でも飛んで来てはいけない(1トレードであったとしても致命的な損失を出してはいけない)
- 小さい黒玉であっても雪壁がなくなるほど連続して飛んで来てはいけない(長期的には勝つ見込みがあっても、短期的には負けが連続することを配慮する)
- 小さい黒玉であっても雪壁がなくなるほど一斉に複数飛んで来てはいけない(複数銘柄を同時にトレードする際にも気をつける)
つまり雪合戦を始める前の雪壁作りから実はすでにゲームが始まっています。
最終的に何株買うべきかは状況次第ですので、実践を通じて養われたあなたの適正感覚、あるいは計算ロジックによって決めるほかありません。
ここでの学習目的は、その適正感覚を養う際に目安となるような計算アイデアや関連情報を提供することです。
入力された数値をもとに計算結果を表示しますので、トレード中の簡易計算ツールとしてもご利用可能です。
参考として、「バルサラの破産確率」「ケリー基準」についても軽く触れておきます。
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